完全に姿を消したノーパン喫茶

ノーパン喫茶とは、ウエイトレスが下着を着けず、ミニスカートをはいてコーヒーなどの飲食物を運ぶ喫茶店で、日本では1980年頃から流行しました。ノーパン喫茶ではコーヒーやドリンクなど限られた種類の飲み物を、飲み物にしては極めて高額で提供していたが、サラリーマンや学生などの人気を集め社会現象化しました。

ノーパン喫茶の発祥はおそらく1978年10月15日に京都で開業した「ジャニー」ではないかと思われます。初期にはパンティーを履かずともパンティーストッキングを代わりに履いていた店が多かったようです。

ノーパン喫茶のコンセプトは喫茶店の給仕の女性がパンツを穿いていない、というただそれだけのことで、多くの店では床を鏡張りにして、覗きやすいようにしていたようです。コーヒー1杯はだいたい2000~3000円程度だったようです。給仕の女性の上半身もすけすけの衣装やトップレスなどで、更にスカートの丈も、初期の段階ではチラリズムだったのが、次第に過激な状態の店が多くなっていったようでした。

ノーパン喫茶の時給は、当時としては非常に高額であり、これをきっかけに風俗業界に足を踏み入れた女性が多数いたと言われます。

ノーパン喫茶は当初コーヒーなどの飲食物を運ぶだけでありましたが、やがてフロアの奥の方に個室が作られ、この中でフェラチオなどのサービスを行うようになった。1984年の改正風俗営業法が施行されると、フロア+個室という業態に対する規定がないため、営業が認められなくなり、ファッションヘルスなどに転業した。こうして1985年になってノーパン喫茶は姿を完全に消しました。

ノーパン喫茶嬢出身のイヴちゃんは、日活ロマンポルノにも出演し人気がありました。また、数年前に話題になった「ノーパンしゃぶしゃぶ」なども、このノーパン喫茶の流れの中にあるコンセプトでしょう。